[ワシントン 30日 ロイター] - 米議会予算局(CBO)は30日、議会で採決が予定される債務上限法案が現在の形で成立した場合、今後10年間で財政赤字が約1兆5000億ドル削減されるとの試算を公表した。

バイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長は先週末、債務上限を2025年1月1日まで停止し、2024年と25年の歳出に上限を設ける案で合意。31日に法案の採決が行われる見通しだ。

CBOは法案が可決された場合、24─33年に裁量的支出が1兆3000億ドル、義務的支出が100億ドル、それぞれ削減されると試算。歳入は10年間で20億ドル、公的債務の利払いは1880億ドル、それぞれ減少すると見込んだ。