ついに「実行フェーズ」へ。データ活用で医療はどう変わる?
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何年も前から必要性が叫ばれる、医療のデータ活用。一方で、患者視点ではなかなか前進している実感が持てないのも現状です。
実はそんな状況を打破すべく、民間企業が動き出しているのをご存知でしょうか?今回は、異なる角度から医療における課題解決に取り組む5名が一堂に会し、データ活用を「実践フェーズ」に移す取り組みを語っていただきました。
正直私も、「医療データ活用」と言われても、データ活用で何が変わるのか?と声明にイメージできていなかったのですが、希少疾患の診断率上昇の具体例や、血圧データによる合併症発見などの例を聞くと、なるほどそういうことか!と膝を打ちました。
そんな医療データ活用の現状と未来像がわかるホワイトペーパーも、文末にリンクを置いておりますので、ぜひお読みください。皆さんも、医療におけるこんな点をもっとデジタルにしてほしい、データ活用で変えてほしいなど、ぜひコメントいただければ嬉しいです!大きな病院も困ることはあります。
例えば患者がかかりつけ病院以外の病院へ救急搬送されたときに、かかりつけ病院のデータを医師がすぐに見ることができれば初期対応の助けになりますし、時間の節約にもなります。
現状では他院の患者が運ばれてきたらお薬手帳や患者からの問診でかかりつけ病院を特定した後に、電話をして他院より診療情報提供書を記載してもらい、FAXで届くというプロセスをとっています。このプロセスに医師はかなりの時間を要します。
他院とのカルテ共有ができないのは個人情報の流出を起こす可能性があるからと理解していますが、例えば患者側がそのリスクに同意し、マイナンバー等で紐づけ、病院ではいつでもアクセスできるようなプラットフォームがあれば、患者はより適切な初期対応を受けれるメリットがありますし、医師も時短になることでより多くの患者を受け入れられる可能性が高まります。この記事にあるように標準フォーマットの不在は、医療データの利活用を妨げる最大の障壁になっています。各病院で独自のコードが振られるので、同じ検査でも全く別のコードになっていますし、表記の仕方すら(5000と書くか5.0 x10^3と書くかなど)違うので、200病院のデータ集めれば200通りの下処理がいるという悲惨な状況になっています。
確かに病院は別に何も困っていないので、わざわざお金かけてシステムを作り直すようなことはしないでしょうから、行政が多少強権使って推し進めない限り難しいでしょうね。