[26日 ロイター] - イングランド・サッカー協会(FA)は26日、賭博行為に関する規約違反を犯し、8カ月の活動停止処分となった同国プレミアリーグのブレントフォードに所属するイングランド代表FWアイバン・トニー(27)が、ギャンブル依存症と診断されたことなどを受けて処分を軽減されていたことを明らかにした。

トニーは今月初め、FAの賭博規約において計232件の違反を犯したと認め、5万ポンド(約870万円)の罰金と8カ月間の活動停止処分に。だが、当初は11カ月の処分が見込まれていたという。

FAは「違反が始まった時点では年齢的に比較的若かったこと、違反を除きピッチ上でこれまでに好実績を残してきたこと、委員会の前で心からの反省を表明したことが考慮された」と説明。

また、「(精神医学の専門家によって)ギャンブル依存症と診断されたことで、委員会は大幅な処分軽減がなされるべきであると判断した」とし、「彼は今シーズン終了後、セラピーを受けてギャンブル問題に対処することを決意している。それらの事柄を全て考慮し、委員会は処分を3カ月減らした」と続けた。