[26日 ロイター] - ブラジル・サッカー連盟(CBF)は26日、スペイン1部の試合で人種差別を受けたレアル・マドリードのビニシウス・ジュニオールを支援する反人種差別活動の一環として、アフリカ2カ国と親善試合を行うと発表した。

ビニシウスは21日に行われたバレンシア戦で、試合中にファンから人種差別を受けたとして激高し、何度もスタンドを指さしてレフェリーに主張するなど試合が10分ほど中断。これを受けて、これまでにスペインの捜査当局が計7人を逮捕している。

ブラジルは6月17日にスペインのバルセロナでギニアと、同20日はポルトガルのリスボンでセネガルと対戦する予定。

関係者によると、今回の親善試合について、CBFはビニシウスと緊密に連絡を取り合い、選手が納得していることを確認。同選手も試合の開催を支持しているという。