「推しは穴熊のすき焼き」 “狩猟ワーケーション”って何だ?
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コロナ禍を経て、場所を選ばない働き方だけでなく、体験や“リアル”が見直されている。狩猟は究極的で生々しいリアル。現代の私たちが日頃触れることはない。探検家の角幡唯介さんは、北極圏に毎年通うのは「死が隠蔽(いんぺい)された日常的な生活への飽き足りなさが根底にある」と語っていた。
宿野部さんが福岡の山の中で企画する数々のイベント。利用者はやる気や活力が充電されるという。それはリモートワークが当たり前となった日常で、リアリティーや生々しさが、ますます薄れていることの裏返しなのかもしれない。
インタビュー前は、こうしたワーケーションは、体内の悪い蓄積を「デトックス」させる印象が強かった。ただ、実際は逆で、日常は無の状態に近いようだ。宿野部さんの仕事は、そんな私たちが失った肌感覚にスイッチを入れてくれる。職種ごとにロールモデルたちを取材していく、JobPicksの新企画『働くっていいかも』がスタートしました。
第1回のゲストは、福岡の温泉施設で「コミュニティマネジャー(コミュマネ)」をされている宿野部真央さんです。
元温泉旅館のコミュマネ、“元遊牧民”、狩猟女子......。
宿野部さんを知ったのは、コミュマネをしている友人に「最もユニークなコミュマネを教えてほしい」と聞いたことがきっかけでした。
自分が過ごす環境について向き合ってきた、宿野部さんならではの“場”の生み出し方について話していただきました。関係人口創出が重要になるなかで、地域課題とマッチングするのは素敵な試みだと思いました。古賀市に行ってみたくなりました。
保育園留学を行っている北海道厚沢部町では、狩猟免許取得×農業バイトをあわせ、実質0円で免許が取得できる「狩猟免許合宿」もやっているそうです。
スケールするには課題も多そうですが、観光・地域アセットとして狩猟がどうなっていくのかとても興味深いなと思いました。