米財務省の現金残高、683億ドルに減少－2021年12月以来の低水準

コメント

注目のコメント

• 辛坊 正記

  (株)ＴＯＡＳＵ特別研究員（経済評論家・コンサルタント）

  ・2023年05月19日

  ２０２１年１２月といえば、同年８月に債務上限が復活し、１０月～１１月にも資金が枯渇すると騒ぎになった年ですね。１０月に政府の手元資金が枯渇して米国債がデフォルトを起こしそうになって漸く１２初まで債務上限を延長することで与野党が合意し、延長期限が切れた１２月に更に揉めて、つなぎ予算が切れて米国政府機関の閉鎖に至る直前に債務上限の引き上げ問題が最終決着したと記憶しています。
  トランプ大統領がメキシコ国境の壁に拘って連邦予算が失効し、２０１８年の暮れから２０１９年１月まで３５日に亘って政府機関が実際に閉鎖されたことがありました。今回、財務省の特別措置が限界に達して資金が切れ、同じ騒ぎが起きたら大変です。債務上限問題を気にしてG7参加を渋っていたバイデン大統領が手のひらを返すように広島にやって来たのは、議長国の日本にとってもG7の結束のためにも朗報ですが、米国が債務上限を巡って混乱に陥れば、それもまた強権主義国家の指導者を喜ばせることになりそうです。なにせ、隣の国では、日本政府が平和を願う日本国民挙げての反対を押し切って反中反ロで好戦的な米国に追随する会議を開くかの如く報じられていると聞き及びますからね・・・
  米国のみならず世界の経済と政治をも揺るがしかねない問題です、バイデン大統領が成算を得て来日したのであろうことを念じます。　(^.^)/~~~フレ！
• 永濱 利廣

  第一生命経済研究所 首席エコノミスト

  ・2023年05月19日

  一時的な政府閉鎖となれば、5年ぶりとなります。