ソウルで「ドローンタクシー」2年後に離陸…金浦空港~汝矣島などで実証事業
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韓国ソウル市では2025年からドローンタクシー(日本だと空飛ぶクルマ)の商業利用開始を検討しているとのこと。2025年といえば日本だと大阪万博で国内外から集まった空飛ぶクルマがデビューする予定なので、ちょうど同時期にサービス開始が想定されています。
この構想案はグレート・ハンガン・プロジェクトというソウルを東西に貫流する河川(漢江)を中心とした巨大開発計画の一部なので、官民一体となった大きな動きになりそうなので注目度が高いですね。
ちなみに韓国におけるドローンやUAM(Urban Air Mobility: 空飛ぶクルマ)業界といえば、日本よりもアグレッシブに開発やテストフライトを実施している印象です。(法整備とかどうなっているのか気になりますが、、)
2020年には中国深センを拠点とするEhang社が、翌2021年にはドイツのVolocopterが有人での実フライトをソウル市内で実施しており、どちらも日本でのテストフライトよりもだいぶ早かった印象です。(最後に実証事業の動画リンクを貼り付けています)
私自身、毎年1月に米国ラスベガスで行われるCESの展示会を定点観測しているのですが、2019年頃から韓国企業によるUAMの大型の展示が続いています。釜山市が2030年の万博の開催候補地に上がっており、今年のCESでは未来の釜山を空飛ぶクルマで飛び回るVR体験が出来ました。一方、日本からはスタートアップ企業のSkydrive社が、経済産業省の支援しているJ-Startupのブースで展示しているに留まっています。
今年下半期には万博の開催地が決定するので、もしも釜山が開催地に決定するとなると、韓国におけるUAM業界はますます勢いが付きそうな予感がします。個人的には自社のホバーバイクも含めて、日本勢にはもうちょっと頑張って欲しいかな。
Volocopterのデモフライトの動画:
https://www.youtube.com/watch?v=Q0Dvjwg6clw
Ehangのデモフライトの動画:
https://www.youtube.com/watch?v=0_Qr8ct4QAY子供のころ少年誌でみた未来図のラストチップ「空飛ぶクルマ」。同じころ大阪万博でも実用化される見込み。東京でも羽田〜竹芝あたり東京湾上を飛ばしてもらえませんかね。
【只今一言】空飛ぶクルマ、いよいよ実用化
日本のように狭くて密集している街並みだからこそ、便利になるのか?
安全性に問題はないのか、いろいろ気になる事はあるが、技術革新にはトライアンドエラーが必要だ。