「想定以上の物価上昇リスク」 日銀、3月会合の議事要旨を公表
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家計が「先行き物価が想定以上に上昇していくリスク」に懸念を示すのは理解できますが、金融政策の観点でも同レベルに反応してしまうと、いわゆる持続的で安定的な物価上昇目標の達成は難しいだろうなと思います。
「先行き物価が想定以上に上昇していくリスクについて、十分に注意を払っていく必要がある」 (@@。
資源価格の上昇に伴うインフレは一時的と主張して物価と賃金の共振を伴う高インフレを招いた欧米諸国の前例があるので、注意を払っていく必要があるのは当然です。欧米諸国は政策金利を急速に引き上げざるを得なくなり、長期金利も3%~4%上がっています。異次元の金融緩和と巨額の財政赤字が長年続いて利上げに耐えられない歪が随所に溜まっているだけに、日本で同じことが起きたら大変です。
「低金利環境から金融政策が正常化に向かう局面では『資金運用・調達の環境変化に対して企業や家計、金融機関の備えが十分かどうか慎重に確認する必要がある』」とありますが、毎年の大赤字と1000兆円の借金を抱える政府と、平均残存期間9年に及ぶ600兆円超の国債を抱える日銀の備えも疎かにできないような気がします(・・; ウーン
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