クレジットカードに対抗するフィンテック「Plaid」の新たな挑戦
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VisaやMastercardのネットワークを介さずに、銀行の口座で即時決済するA2A(Account to Account)決済が、欧米で勃興しています。このサービスもそのひとつ。
7月には、米国で、FRBが運営するFedNowというリアルタイム決済ネットワークがリリースされます。Plaidが今回使うRTPよりも低価格で利用できることから、WalmartやKrogerがFedNowへの参加を表明しています。
Plaidにかぎらず、PayPalやBlockなども、このA2A決済を推進中。国際決済ブランドにとっては、逆風が吹きはじめています。Plaidは、アメリカの多くの銀行とAPIを通じて繋がっている「イネーブラー」(=免許を持つ銀行と顧客サービスを提供するフロント企業の間に入って、システムや機能の仲介をする存在)として、対クレカネットワークの対抗軸になりうるという内容ですが、本来的には、そもそも銀行が「金融仲介」を生業としている訳なので、イケているAPIをしっかりと提供できれば、イネーブラーいらずになるはず。
日本は金融APIの世界では、かなり遅れてスタートしているので、この辺りをリードできると新しい金融サービスのカタチが見えてくるのですが。
(そう信じて、A2A決済をはじめました…)> クレジットカードの加盟店は、消費者がカードを使うたびにVisaやマスターカードに1~2%のインターチェンジフィーを支払わなければならないため、銀行口座から直接支払う消費者が増えることは歓迎すべきことだ。
大きな流れきそう