世界初「軽水素とホウ素による核融合実験」に成功、スタートアップが描く未来
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注目のコメント
核融合の開発の予見としては、まずは重水素+三重水素の発電で実用化され(それもまだまだ時間かかりますが)、その後にこの技術が実用化されるかどうかになるのでしょう。また、中性子からエネルギーを取り出すブランケット部分は日本が強みを持つ技術領域でもあり実用化の目処が見えつつありますが、ヘリウムからエネルギーを取り出す方法の開発はこれからだと思います。
電源利用で最も大切なことは当たり前ですが、まずは安定的に核融合反応が起こるプラズマ状態を安定化できる技術の開発完了が目下の着目点です。まずは核融合コミュニティとして新しい成果を祝福したいと思います。
岐阜のLHD装置がこうした形でさまざまな核融合研究開発の要素部分の実験に貢献している事も、我が国のとって来た開発戦略、いわゆるA計画、B計画に先見の明があった表れでしょう
改めて我が国の核融合研究開発黎明期の先人に敬意を表したいと思います
また本記事はTAEの方向性と考え方を分かりやすく説明しており一読をお勧めします
最後に、「出口から考える」という言葉は私も大好きです発電できるのかどうか、発電できるのは何世紀後か不明な核融合炉に投資するぐらいだったら、すでに発電実績のある高速炉を実用化した方がいいのでは。
次世代高速炉スタートアップのテラパワーも2030年代に続々高速炉を稼働させる予定。
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【新技術】プール型高速炉の共同開発を発表【日本とフランス】
https://www.youtube.com/watch?v=FVcHaOd8qBM
米テラパワー社 「Natrium」炉を追加で2基建設へ
https://www.jaif.or.jp/journal/oversea/17241.html