米SEC、私募ファンド情報開示強化 リスクの…（写真=ロイター） - 日本経済新聞

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注目のコメント

• 大原 啓一

  株式会社日本資産運用基盤グループ 代表取締役社長

  ・2023年05月04日

  公募ファンドと異なって情報開示や運用面等での規制が軽いところが私募ファンドの使い勝手の良さであり、資産運用ビジネスの発展に大きく貢献してきましたが、その私募ファンドが担うシャドーバンキングとも表現される金融仲介機能の規模が資本市場において商業銀行を上回るまで大きくなったことを受け、金融システムリスクの制御の必要性を重視せざるを得なくなってきたということだと思います。
  既に公募のMMFはシャドーバンキングの代表例として規制強化の対象にはなっていますが、今回の私募ファンドへの規制導入は、投資ファンドスキームを活用して成長してきた資産運用ビジネスが資本市場における存在感という切り口で新しい局面に入ったととらえることもできるように考えます。