PayPay、他社クレカでの支払いが不可に 8月1日から
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現在、PayPayには3種類(+PayPay商品券)の支払い方法があります。
1. PayPay残高で払う
2. クレジットカードを登録して残高を経由せずに払う
3. PayPayあと払い
1の残高のチャージ元としての登録は、従来よりPayPayカード(現在は、PayPayカードの登録は後払い経由です)しか利用できませんでしたので、今回、2のクレジットカードを登録して払うルートもPayPayカードのみになるということですね。
PayPayカードが1000万人を超えたということ、PayPay自体が5700万人を超えて、日本においてインフラとして浸透しているということ、ユーザあたりの決済回数も高く、定着利用されているということから、PayPayカード以外を排他したとしても、PayPayの重要KPIの伸びが期待できるという合理的な判断だと思われます。
また、合わせて「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」でのPayPay残高へのチャージに対して2.5%の手数料をとるというプレスリリースがでていたことからも、PayPay全体として、ファンドソースのようなコスト部分を潰しつつ、あと払いにユーザを誘導する事で、収益化していくという狙いもあると考えられます。何を優先するか?
他社カードを使えるようにしておいたほうがトランザクションデータは貯まるが、オフアスなので手数料的には厳しい。
手数料優先となるとオンアスしかない訳で、結果的にオフアスを切るしかない。
今回、前者はある程度貯まった結果、役に立たないデータだとわかった、もしくはそんなことより黒字化最優先!なのか、後者になったんでしょう。
PayPayは便利だけど、だからといってメインカードをPayPayカードに切り替える人ってどんだけいるんだろう。。他社クレカを使用してPayPay決済がなされた場合、PayPayの加盟店がPayPayに対して手数料を払う一方、PayPayはカード会社に対して手数料を払います。
この手数料水準の差がPayPayの儲けになりますが、PayPayは加盟店に対して手数料水準を低く設定しているので、ほぼ儲けが出ていないか、むしろ赤字の可能性もあります。
そのため、他社クレカの利用停止は既定路線でしょうが、PayPayカードの会員数が1,000万人を超えたことで、時期を明確に決定されたのではないかと思います。