画像生成AI “クリエーターの権利脅かされる” 法整備など提言

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注目のコメント

• 和田 崇

  ㍿Laboro.AI 執行役員／マーケティング部長

  ・2023年04月27日

  大規模データを前提とする生成AIの活用にあたっては、著作権保護のルール作りが急務な状況にあります。
  
  こと日本は「機械学習パラダイス」とも呼ばれ、著作権付きのクリエイティブを含む様々なデータを、AIの学習に用いることを著作権法上で許している国の一つです。
  
  そのため、情報保護に規制を厳しく敷いているEU諸国などに比べると、良質なデータを量を伴って収集しやすく、質の高い生成AIモデルを開発できる環境下にある一方で、本報道のように、いかに人の創作物とその仕事を守るかが重要な課題になっています。
  
  この話題に関しては「ガードレール」というワードがよく用いられますが、守るべきものの線をしっかりと保つことが重要だと感じます。 AIか人かのゼロイチの選択ではなく、テクノロジーの進化を促進しつつ、人の創造性が守られる形があるはずです。
  
  技術進化が法整備を何歩も先を行ってしまう現代において、こうした声は非常に意義のあるもの。日本政府には、テクノロジーとクリエイティビティの両面を重んじた検討を進めてもらえることを期待したいです。