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債務上限引き上げ法案可決=野党提出、政権・与党は拒否―米下院

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    上智大学 総合グローバル学部教授(現代アメリカ政治外交)

    債務上限引き上げの攻防は何といっても今年のアメリカ政治の最大の争点。対応が遅れると米国だけでなく世界経済が転覆してしまうため、早期決着が望ましいもののこれまでの話し合いは全くと言っていいほど進まず。

    今回の共和党下院案(マッカーシー案)は支持者PRで民主党のこれまでの成果つぶしが目的。「民主党側が飲まないことを前提」とした法案で分極化の時代を象徴するような議会手法。下院は共和党多数なので僅差で通りましたが、ここで終わり。ただ、ここから政治的な駆け引きが何とか深まることを期待します。

    世界経済が人質となるような党派的な一進一退の攻防を、世界中がひやひやしながら夏まで見守ることになりそうです。


  • 研究者、ジャーナリスト、編集者、作家、経済評論家

    ねじれていますしこれからという感じですね
    共和党の布石は終わりましたので、次は民主党のターンになります
    この“敵対的生成ネットワーク”とも言える⁉︎システムが米国の強みとも言えると思います(関係者は大変だと思いますが)


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