[ワシントン 26日 ロイター] - 欧米自動車大手ステランティスは26日、事業合理化に向け、米国で計3万3500人の早期退職者を募ると発表した。

対象には時間給従業員3万1000人が含まれるが、実際の目標削減数は明確にしてない。カナダでも一部従業員に対し早期退職者を募集している。

ステランティスのマーク・スチュワート最高執行責任者(COO)は従業員に宛てた書簡で、業務見直しによって「効率性を高める必要性が明らかになった」と説明。さらに、社内外の競争力向上に向け引き続き効率性を見極める必要があるとした。ロイターが書簡を確認した。

25日公表された全米自動車労組(UAW)の書簡からは、ステランティスが米国の時間給従業員の約3500人削減を計画し、自主退職制度案を提示していることが明らかになっていた。