[東京 26日 ロイター] - 三菱自動車工業は、中国で3月からクロスオーバーSUV「アウトランダー」の現地生産を停止している。26日、同社の広報担当者が明らかにした。生産は5月まで停止する予定。同社は2022年12月に新型アウトランダーを中国市場に投入したものの、電気自動車(EV)の普及で販売不振となっている。

三菱自が中国で現地生産を行っているのはアウトランダーのみ。同社は25日、中国で同車種の販売計画未達が続いていることから、23年3月期連結決算で営業外費用121億円、特別損失105億円を計上すると発表した。

2月に公表した23年3月期の連結業績予想には一定程度織り込んでいるため、現時点で業績予想の変更はないという。同社の23年3月期通期の営業利益予想は、前年比94%増の1700億円。