テスラ、「モデルY」最低価格は劇的な低下-米新車平均価格を下回る
Bloomberg.com
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注目のコメント
バッテリー電気自動車は事実上の価格競争に突入してきました。
昨日、トヨタの事情通らと話す機会がありました。
「これからまくる!」と自信を示してくれましたが、そのためには「品質と価格、イノベーションが求められる」と指摘しておきました。
BEVでのブランドがない、市販後のデータが少ない、保有客は同じブランドに乗り換える率が高い。こうした要素をトヨタが今後どのように克服していくのか、簡単ではありませんね。米国の自動車市場で、変動価格は当たり前です。ただテスラのようにディーラーを介さない直販システムが、よりフレキシブルな動きにつながっています。
もちろん変動幅がモデルYで2万ドルというのは異常です。しかし、このブルームバーグのリポートにはトリックがあるように感じます。モデルSならまだしもモデルYが2万ドル変動しているのではなく、他車との平均価格に差がある点です。
米国での新車価格は高値基調です。JPモルガンによると、新車は10%程度値上がりしているとのこと。一部では中古車価格が約3割高くなったのに合わせて、新車価格を相場以上に吊り上げるディーラーもあるようで、米国政府の減税措置を含めれば機敏に値下げに動いたテスラとの価格差を広げる要因になったといえそうです。