Yahoo!ニュースのコメントを“多様化” 新たなAIモデルを導入
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注目のコメント
AI開発を請け負っている当社ですが、実際にとあるメディアの方から「悪質なコメントが多く困っている。AIでなんとかしたい」といった相談を受けたことがあります。
建設的な議論は必要ではあるものの、とくに匿名の場合は誹謗中傷が行われやすく、結果としてメディアのイメージを下げ、良心的な読者の離脱を招いてしましうため、かなり切実な課題のようです。
一般的に通常のレコメンドシステムでは、「いいね」が多いものや、閲覧時間が長いものを優先して上位表示する仕組みが用いられていますが、やはり批判的なものほど、(皮肉なことに)評価を得やすいのが現状でもあります。
記事にある今般のYahooの「コメント多様化モデル」では、そうした偏った評価を得たコメントを優先するのではなく、内容に応じてコメントを分類した上で、多様性を踏まえたレコメンドをするとのことで、そうした課題を解決につながるものだと思います。
これまでのSNS時代においては、「批判」「論破」がデジタルメディアのある種の振る舞いだったように思います。今後、こうしたテクノロジーの活用によって、様々な意見が行き交う場として、各メディアのコメント欄が賑わうことを期待したいです。一般的には他人のコメントを見て追従する意見を書く方が楽でそれによって偏りが生まれがちだと思うのでこういう取り組みは素直に良いと思います。あとは、知識に基づいた建設的な意見を書く人にヤフコメで活動したいといかに思わせられるかですかね。