日本初、デニムメーカーのクロキがLVMHとパートナーシップを締結
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これまで日本はずっとヨーロッパのハイブランドに素材を提供しながら、「産地を明かさない」という植民地扱いに甘んじていました。昨年5月、ようやくLVMHのベルナール・アルノー会長が松野博一官房長官と面会し、商品に使う日本製の素材の産地表示を検討すると言及しました。
その約束が果たされていく第一歩かなという印象をうけます。
さきほど、パリのルイヴィトン本店が襲撃されました。格差の拡大を背景に発展する旧型ラグジュアリーは、「タイタニック号」にたとえられます。氷山衝突は思ったより早いかもしれません。LVMHとコラボ、なんて喜んでいる場合ではなく、活かせるチャンスは活かし、その後、独自のブランド力で躍進してほしいと願っています。クロキさんのデニム、FABRIC TOKYOでも扱っていますが本当に素晴らしい品質ですね。いつも良いものづくりでリスペクトです。
しかし今回のパートナーシップ発表ですが、LVMHグループ傘下のLVMH メティエ ダールは2015年に設立されたサプライヤーの投資会社です。過去にはレザーのサプライヤーや副資材メーカーを買収しているようです。今回は「パートナーシップを締結」としか発表されていませんが、エクイティの投資も伴っていそうに感じますね。クロキさんを最終的に傘下に入れることも検討してのことでしょうか。
