[モスクワ 11日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は11日、石油・ガス収入が第2・四半期末までに増加するとの見通しを示し、世界的な原油高を背景に国内経済全体に一段と前向きな傾向が見られると指摘した。

ロシアの第1・四半期財政収支はエネルギー輸出収入の減少などで290億ドルの赤字となった。

プーチン氏は、欧米の制裁に直面する中でも国内経済は底堅いとの考えを示した。

予算の主要項目である石油・ガス収入は第1・四半期に約1兆3000億ルーブル(158億ドル)減少したと明らかにした上で、「原油価格の上昇により、第2・四半期末には状況が変化する見通しだ。追加の石油・ガス収入が予算に加わる」と説明した。