テスラ、上海に大型蓄電システム「メガパック」工場新設へ
Bloomberg.com
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MegaPackは容量3MWh、出力430kWのオールインワン型の定置用蓄電池(ESS)で、一回り小ぶりの200kWhのPowerPackも有ります。
PowerWallという家庭用蓄電池も販売してますが13.5kWhなので、MegaPackがいかに大きいか想像がつくかと思いますが、MegaPackも100台規模で並べるのでESSの1つのモジュールに相当するものです。
日本でも高砂熱学が導入してますが、上海へのMegaPack工場建設は中国市場向けでしょう。以前はEVもESSも同じ大きさや正極材のセルを使っていましたが、今後この辺りの使い分けと需要吸収効果のためにLFPや4680も順次投入していくものと想像出来ます。これはすごい動き。
日本では、「太陽光発電といった再生可能エネルギーは不安定なので、原発が必要だ」という意見もありますが、蓄電という発想がないためにそうなってしまいます。
テスラのパワーウォールが既に日本にも投入されていますが、従来の価格の1/3まで機械の値段が下がり、業界に革命をもたらしました。
日本では「海のテスラ」の異名で呼ばれているPowerXという企業が遠洋でバッテリーに風力発電して、コンビニやイベント施設でEVに供給する事業を始めています。
こういった動きをする企業がもっと増えると良いですね。ざっくり50億ドルの投資。仮に80kWhを1台分とすると年間50万台に提供可能になります。これは2022年にテスラ社が中国市場で販売した約44万台に匹敵する数量。排出権のクレジット利益も増えるでしょうし稼働後の拡張余地がどの程度なのか気になります。