―――試行錯誤の過程を公開 「あの日、選ばれなかった君へ」をタイトルにすると決めてから、本の制作はスムーズに進み始めた。コンセプトが明確になったからだろう。 「選ばれなかった」という表現がわかりにくいのでは、という意見も編集部内ではあったが、それはスルーした。他に妥当な表現が思い当たらなかったということもあるが、それより、青春時代に「選ばれなかった」ときの気持ちを大切にしたかったからだ。志望校に落ちたとき、失恋したとき、選抜メンバーから漏れたとき…そのときの胸が締め付けられるような苦しさ。きっとその思いが伝わる人はたくさんいるはずだ。
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