• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

ウクライナ核放棄「後悔」 覚書署名のクリントン元大統領

16
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


注目のコメント

  • NewsPicks 記者

    クリントン大統領が、94年のブダペスト覚書を後悔していると。
    この覚書は、当時アメリカロシアに次いで世界3位の核保有国だったウクライナが、核を放棄してロシアに渡す代わりに、参加国(アメリカ・イギリス・ロシア)は
    ✔ウクライナの独立と主権と領土(国境線)を尊重する
    ✔ウクライナに対する脅威や武力行使を控える
    といった内容でした。(正確にはウに加えてベラルーシとカザフも)

    前後関係を軽く説明すると、当時、ウクライナは核放棄に対して後ろ向きでした。しかしイギリスやアメリカが主導したこの合意では、とにかくウクライナの核をなんとかしたかった。
    ウクライナは「核を放棄するなら、代わりにアメリカによる安全の保証が必要」と言ったものの、アメリカが首を縦に振ることはありませんでした。結果、↑のような覚書に落ち着いたという経緯です。

    それが、約20年経ってみてどうでしょうか。ロシアは猛然とウクライナの領土を掠め取ろうとしていて、実際に国土の5分の1はロシアの占領下です。もちろんロシアが圧倒的に悪いですが、これはアメリカとイギリスがウクライナの安全の保証に失敗した結果でもあります。
    アメリカやイギリスは今回、ウクライナに対して非常に積極的に手を差し伸べています。それはエネルギーでのロシア依存の低さなどの要因も指摘されますが、実は両国がブダペスト覚書の内容を守れなかったという「負い目」も背景にはあるはずです。

    クリントン発言からは、国際的な合意ではなく核兵器でしか国を守れないという厳しい実態が浮かびます。G7が広島で行われるのは象徴的ですが、一方では核兵器の需要はかつてなく高まっています。核軍縮が外交の至上命題である日本からすると、なかなかに厳しい時代です。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか