青山霊園から消えた旧華族の「無縁墓」 守る人のいない遺骨の漂流先

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• 平野 啓一郎

  小説家

  ・2023年03月30日

  江戸時代のイエ制度と共に発展した現在の墓のスタイルはもう存続できない。日本の伝統というなら元々は遺体は野ざらしだった。無縁墓というより、地方自治体が公営共同墓地を運営し、最初からそこに住民の遺骨を受け容れるべきだろう。