2023/3/31

【京都発】世界が羨む、「儲かるレタス工場」の秘密

NewsPicks編集部 記者
京都市内から電車で1時間。奈良県の県境にほど近い木津川市に、世界が注目する「植物工場」がある。
ここでは1日3トン近くのレタスを生産しており、「ベジタス」などのブランドで全国のスーパーに並ぶ。
人工光で野菜や果物を育てる植物工場において、とりわけ難しいのは黒字化だ。大規模になるほど管理が難しく、電気代などのコストもかさむ。
そんな中、ここテクノファームけいはんなは稼働開始からわずか2年半で工場単体での黒字化を実現している。
その実績を聞きつけ、「うちでも植物工場を作りたい」と、ヨーロッパや中東、アメリカなど、世界100カ国から問い合わせが来ているという。
NewsPicksは、テクノファームけいはんなを運営するスプレッドの創業者、稲田信ニCEOを直撃。大規模植物工場をビジネスとして成功させるためのテクノロジーについて、教えてもらった。
INDEX
  • 世界100カ国から「問い合わせ殺到」
  • 稼働率は2年で「9割超え」
  • 海外でも成功する工場の「ツボ」
  • 電機メーカーの「誤算」
  • 3つの技術で「食のインフラ」を作る