[シドニー 25日 ロイター] - 中国を訪問したニュージーランドのマフタ外相は25日、秦剛外相との会談で南シナ海問題と台湾海峡の緊張に対する懸念を伝えたと声明で明らかにした。

また、「新疆ウイグル自治区における人権状況と香港での自由と権利の侵害に対するニュージーランドの深い懸念に言及した」とした。

さらに、ロシアによるウクライナ侵攻に対する非難を改めて表明した。中国はロシアの主要同盟国で、ともに米国と北大西洋条約機構(NATO)が世界の安定を脅かしていると非難している。

マフタ氏は22日から4日にわたり訪中。ニュージーランド閣僚の訪中は2019年以来で、外交トップの王毅氏のほか財界や女性リーダーらと会談した。

中国外務省の声明によると、王氏はマフタ氏に中国とニュージーランドは常に相互に信頼し、尊敬し合ってきたと述べた。