国産量子計算機の利用開始、理研 大阪大など共同研究者らに
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こう申し上げるとなんですが、理化学研究所が主導してガチの量子コンピュータの道が開けて本当に良かった。
数年前までは、アニーリングという方法での「量子」コンピュータが東工大あたりから提唱され、それが最先端のような言い方をされていましたから。このアプローチでは、極めて限定的な利用しか出来ないと言われていましたが、日本ではアニーリングばかりがタコツボ的に進む可能性があった。
王道で実績を挙げたことに安堵します。
注目のコメント
仲田さんのコメントに興味を持って検索してみました。
RSA-2048を破るのに、ノイズを加味すると、良くても2千万qbitという試算があるようです。
https://arxiv.org/abs/1905.09749
富士通が現在の量子コンピュータの記録から算出したのも似た感じか。
https://it.impress.co.jp/articles/-/24341
> この結果、2048ビットの合成数の素因数分解には、約1万量子ビット、ゲート数は約2兆2300億、深さは約1兆8000億の量子回路が必要なことが分かった。試算すると、約104日の間、量子ビットを誤りなく保持する必要がある。
TLSで使われるRSAではなくてWifiやファイル暗号化で使われるAES-256だともう少し現実的みたい。
https://www.theregister.com/AMP/2019/03/14/quantum_encryption_debunking/
> It's been estimated that 6,681 qubits [PDF] would be required to run use Grover's algorithm to break AES-256 bit encryption.
インターネットに例えるとまだ1969年のARPANETぐらいのフェーズですかね。