[22日 ロイター] - サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の優勝メンバーである元ドイツ代表メスト・エジル(34)が22日、現役引退を発表した。

トルコ1部バシャクシェヒルでプレーしていたエジルだが、「これまで約17年間、プロサッカー選手として活躍するという特権を得られた。その機会にとても感謝している。しかし、ここ数週間から数カ月にかけては負傷もあり、サッカーの大舞台を去るときが来たということがより明確になった」と交流サイトで明かした。

14年のW杯当時はアシスタントコーチで、現在はドイツ代表監督のハンジ・フリック氏は「傑出した代表選手の一人だった」とし、「彼は並外れた能力を持っていた。スキルとゲームを把握する能力は卓越していた」とたたえた。

スペイン1部レアル・マドリードやイングランド・プレミアリーグのアーセナルといった世界的な名門クラブでプレー。クラブと代表を合計したキャリア通算で645試合出場114ゴール222アシストを記録し、代表では92試合出場23ゴールの成績を残した。