[コロンボ 22日 ロイター] - スリランカのウィクラマシンハ大統領は22日、債権者との次回協議を4月第3週から開始すると述べた。

国際通貨基金(IMF)が、20日承認した約30億ドルの支援策の第一弾で約3億3300万ドルの融資を実行したことも明らかにした。

大統領は議会で「これにより、低金利での融資の機会が生まれ、外国人投資家の信頼が回復し、新しい強力な経済の基礎が築かれることになる」と述べた。

IMFの金融支援は、世界銀行、アジア開発銀行などによる37億5000万ドルの追加支援につながると期待されている。また、スリランカが抱える840億ドル相当の公的債務の相当部分を再編する道も開ける。

大統領は、スリランカ政府が4月第3週に債券保有者や二国間債権者との次回協議を開始すると表明。完全に透明性のあるプロセスが続くと述べた。

2023年半ばまでにインフレ率を1桁に下げ、その後4─6%にすることを目指すとも発言した。同国の2月の全国消費者物価指数は前年比53.6%上昇した。