[サンティアゴ 20日 ロイター] - チリ中央銀行が20日発表した2022年第4・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.1%増と予想を下回ったものの、4四半期ぶりにプラス成長となった。

前年比では2.3%減と、21年初め以来の減少を記録した。

市場予想は前期比0.6%増、前年比1.6%減。

キャピタル・エコノミクスのアナリストは「高インフレと金融引き締めが大きな重しになった」と分析した。

22年のGDPは2.4%増だった。

中銀はサービス、輸送がけん引役となった一方、鉱業と製造業が足を引っ張ったと指摘。内需は上半期の経済を押し上げたが、下半期は鈍化した。