「世界最高峰の物理学者」が「タイムトラベル」についての論文を書き、“大注目”を浴びた理由(真貝 寿明)
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このワームホールでのタイムトラベルの話、昔々(多分90年代)にニュートンに取り上げられていて強く印象に残っています。ところで
>ソーンほどの大家が言いだしたので、負のエネルギーを用いた論文が解禁された感じになりました。
これ、本当にあるあるです。ロジックが全てと思われている学問の世界も、こういう面は確かにあります。
注目のコメント
時間という概念の取り扱いは難しいです。アインシュタインの特殊相対性理論では、何らかの事象が起きた時の時間を定義しようと思うと、どの座標系から時間を測るのかを問われます。例として宇宙で起こる天体現象を考えましょう。現象を観測するのは地球で、起こった現象は地球から遥かに遠い場所です、そして天体は動いています。さらにこの現象の主役である物質は光速近くで運動しているとします。この現象についての物理を明らかにしようと思うと、場合によっては三つ以上の異なる時間を取り扱わないといけなくなります。普段の生活では時間は一つだと思って生きているので、意味不明ですよね。それぐらい時間は難しいのです。さらに重力が絡むとやっかいです。一般相対性理論を考慮しなければなりません。
人間には過去が記憶として刻まれるし、未来はすぐに体感できるので、経験的に過去未来現在を想像することができます。しかし、これらを物理学的にきちんと定義しようと思うとそう簡単ではありません。未来は身を任せていれば自然にやってくるけど、過去に行くことが難しいのには理由があります。この記事で言及しているワームホールの物理学はそれを教えてくれます。ブラックホールで吸い込まれたらワームホールを経由してホワイトホールから出てくる。ならばホワイトホールとは何か? ホワイトホールは存在は確証されてないが、ひょっとしたらクェーサーがホワイトホールなのでは??なんて説を思い出したわ。今はその説は否定されてけど、その知識を仕入れたのは小学生の頃読んだ「ニャロメのおもしろ宇宙論」だったな。
私の場合、宇宙に関する基礎知識は小学生の頃に読んだマンガや図鑑由来だったりするわけで、その当時の知識のまま47歳になってしまってる。