[13日 ロイター] - 13日の米株市場寄り前の時間外取引で米中堅銀行ファースト・リパブリック銀行株が急落。新たな資金確保を発表したにもかかわらず、シリコンバレー銀行を傘下に置くSVBフィナンシャル・グループの破綻が米銀業界内に飛び火するとの懸念が圧迫している。

ファースト・リパブリックは12日、JPモルガン・チェースを通じて追加で資金を調達し、700億ドルの流動性を確保したと発表。また米連邦準備理事会(FRB)から追加借入枠も設定されたとしていた。

レイモンド・ジェームズは、ファースト・リパブリックの投資評価を「ストロング・バイ」から「マーケット・パフォーム」に2段階引き下げた。シリコンバレー銀を巡る騒動で、ファースト・リパブリックにも「取り付け」リスクがあると指摘した。

ファースト・リパブリック株は74%急落。ウェスタン・アライアンスも26%超下落している。