スタートアップ、女性起業家にジェンダーの壁
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注目のコメント
「資金調達後に妊娠するなんてありえないよね。」
まだこんなこという投資家の方がいるんですね‥。
2人子供産みながら3回資金調達した身としては、
むしろ妊娠/出産/子育ては、「予定が立つハードシングス」だと思っています。
起業家である以上、どうしてもハードシングスはついて回ります。
しかも基本的にハードシングスはいきなりやってきます。
人が辞める、お金がなくなる、事業がうまく立ち上がらない、自分のメンタルがある日突然折れる‥
そういった中、子供を産み育てるというのは、ある程度予定が経ちます。
子供は順調にいけば10ヶ月後に産まれますし、その後の子育ても、どの月齢で何をすべきか、ある程度分かっている。
しかも毎年80万人の子供が産まれているということは、80万人の同期のママがいるということ。
仲間が少なくて悩む起業家にとっては、この仲間の人数は心強いです。
子育てを通じ、女性起業家のハードシングス対応力を鍛えることは、事業を作り、企業バリエーションを上げ、投資家により多くのリターンを返す上で、むしろ重要な経験と言えます。
経営者の端くれとして、声を大にして言います。
起業家・経営者が妊娠することはリスクではない。
むしろリスクへの対応力を上げ、投資家にも喜ばしい事です。
投資先の女性起業家が妊娠したら、真っ先に祝福の言葉をかけましょう。
新しい命が宿ったお祝いと、夢を実現する確度が上がったことへの悦びの2つを込めて。残念なこともまだありますが、多様な起業家・多様な起業家支援が繁栄できる(thriveできる)世の中に少しずつ改善していると思っています。
バイアスなどの「マインドセット」は定性的なことですが、だからこそもか、やはりとても大きな影響を及ぼしますよね。。
「女性だから」「女性のわりに・・・」など、VCをしていて、残念ながら何度も聞いた言葉です。
でも、記事にある通りきちんとデータを見てみたり。あるいは俯瞰して投資家として求められているものを理解することも重要だと思っています。どの様にして起業家を支援し、大きくかつサステナブルなリターンを上げていくか。
インタビューされているキャシー氏とご一緒にファンドをさせて頂いておりましたが、世界のトップレベルの優良な機関投資家LPであれば、今の時代、投資先ファンドのダイヴァーシティやESGへの取組みなども重視して、ファンドへのアロケーションをしています。LP自身の更なるステークホルダーもそれを望んでいるからです。
その様な優良な機関投資家からファンドレイズすることができる投資家が日本でもっと育てば、と思います。
Tokyo Women in VCを立ち上げてくださった女性達と一緒に、私も女性VC育成も推進していますが、女性VCメンタープログラムなども開始しています。他、女性などの多様な起業家向けのオフィスアワーなども実施したり。
とにかく、今頑張っていらっしゃる多様な起業家や多様な支援者にエールを送るばかりです。社会全体にとってとても重要なチャレンジなので、体やメンタルも大切にされながらこの過酷なチャレンジを楽しめる位の気持ちで引き続き頑張って頂きたいです!!人間誰しも病気になる可能性はあるし、事故に遭うこともある。妊娠や出産は健康な体があってこそのイベントなので、経営者が妊娠出産することは健康の証。誰が責められる事ではないはずです。
私もサービスリリースした直後に妊娠しましたが、休まないという選択肢を持つことができた事、選ぶことができた事は経営者ならではだと思いました。ありがたい事に、誰かに責められたりすることはなかったです。出産後も休まず仕事していたおかげで収入は得られましたが、育児と仕事で目まぐるしく、記憶はありません(笑)