[28日 ロイター] - 政治学者で元ロシア大統領府顧問のグレブ・パブロフスキー氏が27日、死亡した。71歳だった。同氏の家族が発表した。長期にわたって病気療養中だったが、詳細は明らかにされていない。

旧ソ連崩壊後からプーチン政権の初期にかけて政治の舞台で影響力をふるったが、2011年に顧問契約が打ち切られてからはプーチン氏を批判する側に回った。

大統領顧問としてロシアの「管理民主主義」形成に重要な役割を果たし、野党や市民社会は厳しい管理下に置かれた。

経済紙「ベドモスチ」によると、パブロフスキー氏は1951年にウクライナのオデーサ(オデッサ)で生まれ、74年にモスクワに移住し、ソ連の反体制派の輪に加わった。

*システムの都合で再送します。