[23日 ロイター] - 東南アジアの配車・宅配大手グラブが23日明らかにした今年の売上高見通しは22億─23億ドルで、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の19億7000万ドルを上回った。

今年のEBITDA(利払い・税引き・償却前損益)は赤字幅が昨年の7億9300万ドルから2億7500万─3億2500万ドルに縮小すると予想。調整後コア利益ベースの黒字化目標時期を2024年下半期から23年第4・四半期に繰り上げた。好調な需要とコスト削減効果を見込んだ。

アンソニー・タン最高経営責任者(CEO)は投資家向け説明会で、経済活動の再開、観光業の回復とサービス提供エリアの拡大が配車事業の追い風になると強調した。

グラブはインセンティブや販促への多額の支出をてこに顧客を獲得してきたが、こうした経費を削減するなどコスト抑制に取り組んでいる。