[東京 4日 ロイター] - 三菱商事<8058.T>は4日、新関西国際空港会社が実施している関西国際空港と大阪国際(伊丹)空港の運営権売却の一次入札の参加について「慎重に検討している」ことを明らかにした。

4日に行われた決算会見の中で同社の内野州馬CFOは「期間的にも長い。どこまで採算がとれるか慎重に見極めている」と語り、現在提示されている色々な条件を考慮しつつ「非常にハードルが高い案件であることは事実」とした。

新関西国際空港会社は昨年12月、オリックス<8591.T>や日本生命、三菱地所<8802.T>などを含めた日本企業9社がコンソーシアムを作るための「代表企業」となる参加資格要件を満たしていると発表していた。

2月16日の一次入札を経て、5月に二次審査を行い、6月にも優先交渉権者の選定をしたいとしている。

大和ハウス<1925.T>がすでに入札を行わないことを表明している。

昨年7月、新関空会社は関空と伊丹空港の運営権の詳細を発表。運営期間は約45年で、その対価を2兆円超としている。