ホテルや旅館が人手不足でパンク状態 長引いたコロナ解雇の落とし穴
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注目のコメント
以前にも他の記事でコメントしましたが、2023年は、日本各地で非常に多くのホテルが開業します。外資系ではリッツ・カールトン福岡、シェラトン鹿児島、IHG系列のインディゴ、ハイアット系のアンバウンド、更にはフェアフィールド・バイ・マリオットやヒルトン(ダブルツリーなど)も複数オープンしますし、日本初進出のデュシタニも。加えてラグジュアリー系のアマン・JANUやブルガリ、クラブメッド・キロロなどもあります。
国内勢も負けておらず、星野リゾート系列のOMOも高知・熊本・関西空港に開業しますし、ラビスタ函館アネックスもオープン。他にも国内勢が続々とホテルを開業しますが、一方で質の高いサービスを担う国内の人材が急増する訳でもなく、人材獲得競争が相当激化するのは明らかです。3月から春の需要期です。この1月2月に内部環境強化できた企業か否かで個別ケースでは大きな差が出そうです。また需要期におけるタイミーなどスキマバイトサービスはより活況になりそうです。
確かにコロナ禍による人員整理がマイナスに動いたホテル・旅館もあるのでしょうが、それだけでもありません。
コロナ禍以前より、従来人気であったグローバルチェーンでも人材確保が困難な状況が続いました。そういったホテルではコロナ禍はある意味人材不足の露呈を延期させる効果があったとも言えます。そしてさらにここに来ての需要急増が、本来の人員不足を露呈させるに至ったとも言えます。
今後は「人材確保能力」が高い企業が評価される時代になっていくように思います。特に各社が重視している富裕層マーケットをとりにいくには語学も含めてより優秀な人材が必要となりますから。