(ブルームバーグ): 経営破綻した米暗号資産交換業者、FTXの日本法人が顧客に資金を返還するグループ初の法人となる可能性が出てきた。

FTXジャパンは17日、同社口座の残高を確認し、資産をリキッドという別のプラットフォームに移管できると顧客に通知した。同社のセス・メラメド最高執行責任者(COO)が書面でのインタビューで明らかにした。この措置は昨年12月に同社が発表したタイムラインに沿ったもので、早ければ2月中にも顧客資産の出金・出庫を可能にする計画の一環。

メラメド氏はタイムライン通りに進めることができると自信を示し、登録済み顧客による引き出しが可能になるのは非常に近いと述べた。

FTXの破綻を巡っては、世界で100万人を超える債権者が影響を受ける可能性が生じている。裁判所に提出された資料によると、同社は上位50人の債権者に対しては計31億ドルの債務を負っている。

原題:FTX’s Japan Unit Takes Step Closer to Returning Client Funds(抜粋)

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