[15日 ロイター] - 豪資源会社フォーテスキュー・メタルズ・グループは15日、上半期(2022年7─12月期)決算が減益となり、減配に踏み切ると発表した。株価は一時3%値を下げた。また、下半期もインフレ圧力が続くとの見通しも示した。

上期は新型コロナウイルス規制や不動産業界を巡る懸念で中国の鉄鋼需要が低迷する中、高水準となっていた鉄鉱石価格が下落した。

中間配当は一株当たり0.75豪ドル。昨年は0.86豪ドルだった。

鉄鉱石出荷量は過去最高の9690万トンとなり、前年同期比4%増加したものの、売上高は1ドライメトリックトン(DMT)当たり87米ドルで、前年の96米ドルから減少した。

また、業界で熟練労働者に対する需要が高まったことに加え、世界的なインフレ環境により、営業費用はウェットメトリックトン当たり平均17.43米ドルと、前年比14%増加した。

税引き後の基礎的純利益は前年比15%減の23億7000万米ドル。Vuma Financialによると、アナリスト予想は23億4000万米ドルだった。