[14日 ロイター] - 著名投資家ケン・グリフィン氏が所有する米マーケットメーカー、シタデル・セキュリティーズは14日の当局への届け出で、暗号資産(仮想通貨)関連企業を中心に取引する銀行持ち株会社シルバーゲート・キャピタルの株式5.5%、約2500万ドル相当を取得したことを報告した。

13日には著名投資家ジョージ・ソロス氏のファミリーオフィス「ソロス・ファンド・マネジメント」が、昨年末時点でシルバーゲート株のプットオプション(売る権利)10万枚を保有していたことを当局への届け出で明らかにしていた。

シルバーゲートは暗号資産交換業大手FTXトレーディング破綻の余波で昨年第4・四半期に10億ドルの赤字を出し、投資家の信頼回復を模索していた。情報筋によると、米連邦検察当局はFTXおよびその関連会社アラメダ・リサーチとシルバーゲートとの取引や、同社自体について調べている。