[8日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズが8日発表した第4・四半期決算は市場予想に反し黒字となった。ダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は今年、一般会計原則(GAAP)ベースでの黒字計上に集中すると表明。これを受け株価は序盤の取引で一時7%高となった。

コスロシャヒCEOは「パンデミック(世界的大流行)によるモビリティ事業への影響は今や完全に過去のものとなった」と述べた。

第1・四半期の調整後の利払い・税・償却前利益(EBITDA)予想は6億6000万─7億ドル。リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の5億9306万ドルを大幅に上回った。

コスロシャヒCEOによると、第4・四半期のプラットフォーム上のアクティブドライバー数が過去最高を記録。1月も引き続き増加しており、需要急増下でのドライバー不足を懸念する声は影を潜めているという。

第4・四半期の売上高は49%増の86億1000万ドルで、市場予想の84億9000万ドルを上回った。ライドシェア部門の売上高がが82%急増した。

1株損益は0.29ドルの黒字。アナリスト予想は0.18ドルの赤字だった。