(ブルームバーグ): 中国のテクノロジー大手テンセント・ホールディングス(騰訊)は、人気シューティングゲーム「ヴァロラント」を用いた新たなeスポーツリーグを設立する計画だ。約2年にわたる当局の締め付け後、中国ネット大手が本来の業務に戻りつつあることを強く示唆している。

事情に詳しい複数の関係者によると、テンセント傘下のTJスポーツ(騰競体育)がここ数日、新たなリーグを巡って中国のトップeスポーツプレーヤーらと交渉を重ねている。非公開情報だとして匿名を条件に話した。同国内でのヴァロラント提供開始に伴って、夏にも競技を始める可能性があると関係者の1人が述べた。

関係者によれば、交渉は初期段階で、テンセントがスケジュールを後にずらす可能性もある。だが、ヴァロラント・リーグが発足すれば、競争が激しい中国オンラインゲームの再起動に寄与する見通しだ。

2020年に世界でリリースされたヴァロラントは最も人気を集めるeスポーツタイトルの1つで、中国では昨年12月に同ゲームの開始が認められたばかりだった。

テンセントの担当者はヴァロラントを巡る準備を進めていると説明しながらも、ゲーム開始日の確認は控えた。

原題:Tencent Plans ‘Valorant’ League as Gaming Crackdown Eases (1)(抜粋)

--取材協力:David Morris (News).

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