[パリ 7日 ロイター] - フランスの銀行大手BNPパリバのジャンローラン・ボナフェ最高経営責任者(CEO)は7日、欧州で国境をまたぐM&A(合併・買収)に関心はないと述べた。

第4・四半期決算発表後の電話会見で「一部の国内市場にはまだ統合の余地がある」とした一方、「国境をまたぐ(M&A)はないだろう。誰も検討しないとは言わないが、BNPパリバはしない」と発言。

欧州ではそうした大規模な取引を可能にする規制条件が整っていないとし、「例えば米国で行われている異なる州の地銀間の統合のような構想が可能だとは思わない」と述べた。

その上で、BNPパリバは「有機的な統合」や既存事業を補完する「ボルトオン(型のM&A)」に引き続き注力するとした。