大物ユニコーン突如誕生、「時価総額」急騰の死角
東洋経済オンライン
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ADVASAの場合は17年創業で5年で評価額2300億円になった。しかし、世の中どこを探しても給与即時アクセスサービスは見当たらないし、投資家が1社も公開されていない。企業価値を見ると21年292億円、22年3月578億円、11月2300億円と急上昇していくのはあまりにも不思議でもはや怪奇現象なので世間一般が考えるユニコーンの意味は持ちません。
評価額だけで見るのではなく調達額も見る必要があるという、ごくごく順当な話のように思われます。ただ、記事で取り上げられている事例は「評価額をあげるための少額調達」とまでは判断できませんでしたが、ユニコーン作れという政府の大号令があるなかで、今後はそういう辻褄あわせが増えるのかもしれませんね。
SPACも含めて資金調達なのでバリュエーションがいくらであっても、いくら調達できるかが大事な点と思うのですが、不思議な議論ですね。例えで私が会社を作って勝手にバリュエーションを決めて、百円分だけ株を友人に売ればいつでもユニコーンになるということを申し上げたことがあるのですが、評価額だけが一人歩きするというのはとてもおかしな議論に思います。