[ベルリン 7日 ロイター] - ドイツ、オランダ、デンマークは7日に共同声明を発表し、旧型の独製戦車を産業界の在庫から修復してウクライナに提供するための資金を確保する方針を示した。

ウクライナは今後数カ月で少なくとも100両の「レオパルト1A5」のほか、訓練、後方支援、スペアパーツ、弾薬を受け取ることになるという。

オランダのオロングレン国防相は国営放送NOSのインタビューで、レオパルト1はやや旧型モデルだが、ウクライナでの戦闘に「間違いなくまだ使える」と述べた。

「実際に試された戦車だ。修理して戦闘可能な状態にするのでウクライナにとって間違いなく役立つ。ロシアの一部戦車よりも優れている」と語った。

共同声明によると、詳細は戦車を所有する企業との間でまだ調整する必要がある。企業と費用を分担するかどうかも現時点では明らかではない。

ウクライナの首都キーウ(キエフ)を電撃訪問したドイツのピストリウス国防相は、夏までに20─25両、年末までに約80両、2024年にさらに100両のレオパルト1が到着するだろうと述べた。ウクライナのレズニコフ国防相の事務所が声明で明らかにした。

また、ドイツのハベック副首相は訪問先の米ワシントンで、3月までにウクライナが2桁の数のレオパルト1を自由に使えるようになる見込みだとした上で、ドイツが承認した178両のうち最終的に供与されるのが何両になるかは明らかではないと述べた。

ブリンケン米国務長官、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と会談後に記者団に対し「戦闘用に修復し再装備する必要があるため、正確な数は分からない。しかし、ロシアの春の攻勢を撃退する大規模な数だ」と語った。

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