(ブルームバーグ): 米プライベートエクイティー(PE)投資会社カーライル・グループは、ハービー・シュワルツ次期最高経営責任者(CEO)に1億8000万ドル(約240億円)相当の5年間の株式インセンティブパッケージを付与する方針だ。同社の低迷する株価を押し上げることが条件になる。

6日の規制当局への届け出によると、今回のパッケージには約1億800万ドル相当の成果に基づく譲渡制限付き株式ユニット(RSU)と、7200万ドル相当の時間経過に基づくRSUが含まれる。

届け出によれば、約1億800万ドル相当のRSUは、5回にわたり均等の支払いを受け取る権利が確定し、それぞれ株価を25-110%押し上げることに連動する。最後2回分の支払いは株主総利回りにも連動する。

今回のパッケージは、同社と次期CEOに対して、成長とリターン拡大が可能だと株主を納得させるよう求めるプレッシャーが高まっていることを浮き彫りにしている。カーライル株は2022年に46%下落し、主要なライバルを下回るパフォーマンスとなった。

カーライル、ゴールドマン出身のシュワルツ氏を次期CEOに起用

シュワルツ氏には当初、100万ドルの基本給と最大600万ドルの賞与も支払われる予定。

原題:Carlyle Gives New CEO Schwartz a Shot at $180 Million Incentive(抜粋)

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