なぜ「高齢者の売春クラブ」は必要とされたのか。超高齢化社会が抱える孤独
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人は、灰になるまで人だ。
人である限り、食欲も、自己顕示欲も、もちろん性欲だってあって当たり前。それを「ないこと」に周りがしたがるだけである。
その昔、立花隆さんが「アメリカ性革命報告」という本を書いていたけど、その中身に衝撃を受けたのを今でも覚えている。曰く「80歳を過ぎても性欲がある」。今となっては当たり前のことだと感じられるけど、若い時に読んだボクには、それは驚きの内容だった。
映画「茶飲友達」、必ず観に行く。社会の圧が個人の孤独につながっているという説は十分にあり得ると感じます。どこかで搾取されていると感じても「孤独を感じたくない」そんな寂しさがテーマとして取り上げられるのは、現代ならではかもしれません。
少しテーマから外れるかもしれませんが、「高齢者が元気で活力ある社会を作ろう」という視点で世の中を見渡すと、中高年・引退後のシニア層ライフスタイルに関してはまだまだ開発余地は多く残されていると感じます。
近所にも高齢者がたくさん住んでますが、大半の方々はのんびり家で過ごし、テレビを見て、庭仕事をして、中には近所の農園の土地を借りて土いじり。もちろん好きでその生活をされる方々は自由に続けて頂ければ良いと思いますが、テンプレ化しているような印象すら受けます。
中には公園や駅前のベンチでボーッと過ごす姿をよく見かける方もいる。仮に他にやることがなく、社会やコミュニティとの接点もなくなり居場所を求める高齢者需要があると考えた場合、今果たしてその孤独高齢層を満たすサービスで埋め尽くされているかと言えば決してそうではありません。
この性にまつわるサービスも、必要とする高齢者層にとっては活力の源。合法的にそこでお金が回り、多くの高齢者に活力が戻るのであれば、きっと社会経済にも多少なりの金回りを産むのではないかなと。
昨年末ひと月ほど入院していた際に、特にやる事もなくただ一日中寝て過ごしていた他の高齢者層の姿を見て、看護師さん達と「多くの入院高齢者にも手軽に楽しめるサービスがあったら入院生活も少し楽しくなると思うよね」なんて談笑していたのですが、この記事を見て改めて孤独と暇の解消について考えさせられてます。