[3日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は3日、政策金利が最終的に5.1%に達する必要があるとする昨年12月末時点での大半の米連邦準備理事会(FRB)当局者による予測は政策の道筋を示す「良い指標」としつつも、「必要であればさらなる行動を取る用意がある」と言明した。FOXビジネス・ネットワークとのインタビューで語った。

さらに、3日発表された1月の米雇用統計で非農業部門雇用者数は51万7000人増加したことについて、「驚きの」数字としつつも、経済減速にもかかわらず労働市場が堅調を維持していることを示す最近のデータと整合した内容と述べた。

高インフレとの戦いに勝つには、今年だけでなくさらに時間がかかると想定。「インフレが2%の目標まで低下していると確信できるまで、制約的な政策スタンスが必要となる」とし、FRB当局者は「断固とし、団結している」と強調した。

その上で、インフレが「ピークを迎えたとの考えや勝利宣言することは時期尚早」とし、「政策の方向性は追加引き締めで、制約的なスタンスを当面維持する」というシグナルを発することが現時点で最も重要という認識を示した。