[フランクフルト 3日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が3日発表した専門家調査によると、ユーロ圏のインフレ率は2025年に2.1%へ低下すると見込まれている。

ECBが最終的にインフレを抑制するのは2年後になるとエコノミストは予想している。

2023年のインフレ率予想は5.9%、24年は2.7%で、昨年10月の前回調査から小幅上昇した。

ECBは上方修正について、最近の統計の結果を踏まえたほか、エネルギー価格上昇の間接的影響が予想よりも大きく広範囲にわたっていることと、賃金上昇の見通しが上振れたことを要因として挙げた。

今回の調査ではインフレ率が25年に2.1%へ低下するとの見方が新たに示された。その後はこの水準で長期にわたって安定するとみられている。