[パリ 3日 ロイター] - S&Pグローバルが3日発表したフランスの1月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.4と、好不況の分かれ目となる50を下回った。

新規受注が減少した。速報値の49.2からは上方修正された。前月は49.5だった。

サービス業と製造業を合わせた総合PMI改定値は49.1。速報値は49.0だった。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのシニアエコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は「フランス経済が昨年11月以降、縮小していることが明らかになったが、これまでのところ小幅な縮小にとどまっている」と指摘。

その上で「投入コストの上昇ペースが高止まりしていることが懸念要因になるだろう。多くの企業が賃金圧力の高まりに言及している。サービス部門のインフレはかなり粘着性が高く、企業が一段の積極値上げを躊躇していない」と述べた。